禁煙１００％

県は、２００８年度に策定する「県がん対策推進計画」の最終案を公表した。県内の病院や学校の敷地内での禁煙率を「今後５年間で１００％にする」などの数値目標を盛り込んだのが特徴だ。

　最終案は、今後１０年間で７５歳未満のがんによる死者を２割減らすとの目標を掲げ、発がんリスクの低減を図るために、特にたばこ対策を重視。２０１２年度までの５年間に、県内の病院・診療所と小・中・高校、特別支援学校での禁煙率を、屋外・屋内を問わず１００％とする方針を打ち出した。

　０６年の県医師会の調査では、県内の病院の禁煙率は３５・０％、診療所でも３８・５％にとどまっている。また、同年の県教委の調査では、県内の学校の禁煙率は８５・１％となっている。

　最終案では、県内の一般企業や飲食店でも、１０年度までに分煙・禁煙の実施率を１００％とする目標も掲げた。県の０５年度の調査では、分煙・禁煙のいずれかを実施している企業は２１・７％、飲食店は１２・９％だった。

（2008年3月2日 読売新聞）

あたりまえですよね。