大豆イソフラボン

サントリー　大豆発酵飲料を商品化　健康志向追い風に拡販

　女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンを多く含む大豆飲料が、健康や美容に関心の高い女性から注目され始めている。

　サントリーも、大豆を発酵させて作った飲料「美豆」を商品化。まず東京と近隣１０県で販売を開始した。豆乳とは違い、搾りかすを取り除かないで大豆をまるごと使用。飲みやすくするため、乳酸菌で発酵させてヨーグルト風の味わいにした。

　大豆や豆乳の加工でノウハウを持つ不二製油と共同で開発に取り組んだ。腸内の働きをよくするビフィズス菌を活性化させるキシロオリゴ糖も配合している。チルド販売を行い鮮度を保つ。価格は１２４円。

　今年度中に６５万ケース（１８パック入り）、２００８年度には２００万ケースの販売を見込んでいる。

　大豆を原料とした飲料では、豆乳が早くから商品化されてきたが、大豆をおからも含めて原料にした飲料は、０２年に大塚製薬が発売した「スゴイダイズ」が先がけ。カゴメも「絹の、のどごし。豆」で後を追っている。

　サントリーの調べでは、０４年の豆乳や大豆飲料の販売額は４３１億円で、０５年も４３２億円と安定傾向。大豆イソフラボンの働きが知られるようになってからは、みそやお茶にもイソフラボンを多く配合した製品がそろってきている。（谷口隆一）

フジサンケイビジネスアイより

　スゴイダイズ、なかなか美味しいですものね。